★グラッチェ 2003年9月19日

グラッチェが天国に行ってしまって、もうすぐ一年です。今でもグラのことをよく思い出します。元気だったときのこと、亡くなった日のこと・・・この写真は、亡くなってまもなくビデオテープの整理をしていたある日、1枚だけテープの間から出てきたものです。いつ、誰が撮ったのか分かりません。何故か日付も入っていません。なんだかグラがお別れを言っているようで胸が締め付けられました。(2004/8/22)

2003年9月19日の日記

夕べは女性史の原稿を書いてました。一応書き上がって、11時過ぎに寝ました。朝はいつもよりちょっと遅い5時に起きればいいなと・・・

「グラッチェの様子が変だ」と夫に起こされたのが4時少し過ぎ。口を開けて涎を垂らし、ハァハァと荒い息をしていました。真っ黒な目・・・

11時過ぎに寝た時は、グラッチェの様子はそんなに気にならなかった。でも、夕ご飯を残した時点で「おかしい」と気付けば・・・と今になって思います。あの、食べるの大好き、人の分まで奪っちゃえ!の食いしん坊なんだから。「暑いしね、そういうこともあるさ」と軽く流してしまった私。

すぐ、かかりつけの病院に電話したんです。24時間、急患受付のはずの。多いのでしょうね、時間外OKと明記してあると、とんでもない時間の電話。「電源を切っております・・・」とアナウンスが流れてきました。仕方なく、先に朝ご飯とお弁当の支度を始めました。

グラッチェが生まれた3年前、お母さん猫のチビママが陣痛異常を起こし、6時になるのを待って電話した時は通じたからです。6時になれば・・・そう思いました。6時に病院へ行くためには、学校と職場へ行く娘と夫のご飯を・・・そう思って夫にグラッチェを見ていてもらい、支度を始めました。

4時半、グラッチェが鳴き始めました。

いつもおしゃべりなヤツで、寝てなきゃ鳴いてるようなヤツで・・・

でもその声は「何とかしろ!」「一体これはなんだ?」と怒っているような鳴き声・・・

おしっこを漏らし、そのあと鳴きながらトイレへ・・・

すると突然、チビママが唸りながらグラッチェに襲いかかりました。一体何を思ったんでしょう。グラッチェは力つきたようにトイレの砂の中に倒れました。抱き上げると、抱き上げた私ごとチビママが襲いかかってきました。今、私の手はチビママのツメがぐっさり刺さったところがいっぱいです。シャツに自分の血まで飛び散っている。

そのあと・・・グラッチェはいきなり痙攣して、目をカッと開け、ひときわ大きく泣き叫ぶとそのまま動かなくなりました。名前を何度も呼んで、揺り動かすと「はぁ」っと大きな息をして、心臓に耳を当てるとわずかにわずかに音がしたので、その辺りをマッサージしてみましたが・・・ダメでした。

2度目に心臓に耳を当てると止まっていました。嘘のようでした。

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